2011-01-19 ナタリー 未分類 鉄紺色の湿ったコート 駅で列車を待っている 顔より大きい革鞄と 浮き沈みするソーダの泡より 翻弄されやすい 変わらないのは 駅の雑音だけ ナタリー あんな可愛い娘いない 何故分からなかったのだろう こんな単純なこと 白目勝ちの目 たまたま乗った普通電車で 多分僕を見つめていた 止まる必要のない駅 急ぐ必要のない焦り 変わらないのは 独りの眠りだけ ナタリー あんな可愛い娘いない 何故分からなかったのだろう こんな単純なこと