Mama & Tiger Cub

少年を育てる。音楽、エシカル、モータースポーツ

Here comes the golden boy

 

獅子と一対の自画像を

少年の成長する衣服に、

トートバッグに、

彼の白トレーナーに

プリントし

いつでも獅子面と一緒

ここが折り返し地点

なりや

 

ああそれも、斜めに

折り返しました

そういえば

 

彼の衣装にこの紋章は

必要ないのではないか

私の衣装にもではないか

 

黄金に輝く獅子

百獣の王が少年の

老いるその先まで寄り添う

黄金の鬣いっぽんで

瀟洒な晩餐が

 

黄金の鬣は、

南の無人タックスヘイブン

隠蔽し

ああそれも、斜めに

 

そういえば

お母さんは獅子とともに

南の無人島にいます

そこで

ぼくのトレーナーを裏返しに干して

日をいっぱいに浴びて

 

 

Dicynodont

 

あの子に、妹がいた気がする

 


その妹が、ヴァイオレンスの歌を歌っているのではないか

 


後部座席の君が続ける

 


俺は少なくとも、100パーセントでは無いことに承服しかねただけだよ。

ただそれだけで責められねばならないの?

 


「例えば?」

 


標本にされたり

 


「水柱にとじこめられたり?」

 


生命維持を

解かれたり

 


サイコパスとして」

認定されたり

御柱ってやつだ」

 

 

 

 


ねえ俺の好きなメロディーに、歌を載せないでくれる?

 


嫌いなんだよ そういういうの

 

 

 

「私も」

 


 「ヴァイオレンスの歌を歌っていたんだよ」

 

 

 

わたしの牙にかかって

わたしの生き餌である事を望み

わたしに脚を絡ませる  執拗に

 


わたしのヴァイオレンスの歌は鳴り止まぬようだ

 

 

 

 


ねえ俺の好きなメロディーに、歌を載せないでくれる?

 


嫌いなんだよ そういういうの

 

 

 

 

ダキニ

上野の地下に鉄道、地下道

斜めに、道路

階上に、連絡通路

バレエ団

パンダ

狭い通路の幽玄の狐ダキニ

抱きに

上野駅の二階 でわちゃわちゃ

とある

とあるスレショルド以上の頭のいい女は

殺られる

殺やれる傾向にある

雑然としたタイ料理屋にて

私ら殺られるか 私ら殺れるか

おお

良いぞ

やるぞ

日本海のほうに飛行する愚者も居れば

湘南に飛行してくる醜女も居るようだ

面白いではないか 上野 わちゃわちゃ

リアブ

美醜の往来

パンダの鑑賞、整理券

パンダの整理券

売り切れました

おんな

おんな

おんなの歩み

止めるな

青龍 白蛇

400のタンクって
蛇よ
蟻の体部みたいなものさ
もうすぐ 地に足をつけない鋼鉄が走る
それよりも俺たちが自由だが
まだ たった一杯のリカーでいいの?
まだ
あんたとなら 何処でも行ける
時空の隙間の遊走
また罰せられるだろうか
あたしは サラスバティ
あんたは...
もうすぐ あんたの形ができる
タンデムでも
あたしたちは できてない
でもあんたとなら 何処でも行ける
 
俺がいれば 怖くないだろう
俺の背骨はまっすぐだった
俺の飛翔は しなやかだった
そうだよ
ちょっとした
偶然に生きるヘルズエンジェルス
あたしたちは怖くない
炎の輪があっても

彼女

東京駅のホームに滑り込む時に

ぎゃーてぃ
ぎゃーてぃ
ぱーら ぎゃーてぃ
ぱーらそう ぎゃーてぃ
 
貴女のことを
考える
 
連れて行かねば
たましい あまたを
あまた あまた のたうち 迷い
 
ぱーらそう
迷える 男の子
慈しまぬ 母がいるものか
ぱーら
ぱーらそう
 
貴女のことを考えて
貴女は彼と 一緒になれる
慈しみを 伝えられる
 
ぼでい
すゔぁーか
 
彼岸に
 
 

Andaz

gvineフロレゾン

ラムのsauté
幸せの仮の構図
 
この塔は空間のつなぎ合わせだけど
いつかユダの弾頭で倒れる
たくさんの人が逃げ出し
たくさんの救済者が現れる
 
病を癒す施しをする者が現れる
人々が並んでその手を待つ
瘤 癩 苦痛のための叫び
列を外れたものから
預言者に先導を委ね始める
 
 
 
同胞は貴女だけだ
いてくれてありがとう
体重が少し戻った お姉さん
 

SQ632

ちいさい ことを

考えているんだよ

でも なんで

SQ632便でないと満足できないとか

Mrs.と書き込んで自分でびっくりする

ちいさい 羽ばたき

屋根の低い 小ホールで

それが

なんでいまや旅客機で飛んじゃって

袋入りナッツで満足できなくなっちゃったんだろう

おまえが 思い出して憎たらしい

おまえが      憎たらしい

おまえが      憎たらしい

憎たらしい

憎たらしい

ちいさい ことから

はじまった

そうさ 小さい。

おまえと居られない

私さ

小さい 振え

轟音の 翼

ひとりぼっち だったと

一回だけ泣く おまえの上を飛びぬける