2011-01-13 砂袋 未分類 明けの暗闇の中で Kが動いた拍子に 小柄なQの関節を割りました この小さな島では予想されたことです 嘆き悲しんだLは 砂袋を抱いて眠りました 砂の重さを離そうとせず 砂の香りを嗅ぎ続けるL 申し訳ない顔をするK こんどは幾箇所も骨の折れたQを 袋に入れました それはみっしりと重い 砂と同じだそうでした